亀崎の酒蔵の復活と『伊東合資』&カフェビストロ『にじみ』半田市 愛知

「Sake Cafe にじみ」アイキャッチ画像 趣味・おでかけ

ページ内にてアフィリエイト広告を利用しています。

広告

小手毬
小手毬

こんにちは、小手毬です。

カフェ巡りシリーズ。

今回は、愛知県半田市亀崎町にある『伊東合資』と『Sake Cafe にじみ』についてご紹介します。

※ Webページの更新時期により、こちらに記載した内容は現在と異なる場合がございます。
お出掛けの際は、公式サイト等にて最新の情報をご確認ください。

※価格は、すべて税込表記です。

スポンサーリンク

≫『伊東合資』について

「伊東合資」施設出入口
「伊東合資」施設出入口の一つ 2024年4月23日 訪問・撮影

『伊東合資』とは、東海地区最大級の木造の旧酒蔵をリノベーションした複合施設です。

2024年1月20日にグランドオープンしました。

~ある酒蔵の歩み~

かつて50余りの酒蔵で栄えた愛知県半田市亀崎(かめざき)地区。
その中でも銘酒「敷嶋」は、一目置かれる存在でした。
しかし、創業から212年目の2000年、日本酒需要の低迷により一度は廃業する運命をたどります。

時を経て、2021年、9代目当主伊東優さんが、多くの方の力添えにより創業の地亀崎で酒蔵復興を果たしました。
復活した「敷嶋」を製造するのが『伊東株式会社』です。

『伊東株式会社』の祈りは、「敷嶋」の復興だけに終わらないように、亀崎にその恵みが注ぎ込まれるようにということで、この歴史ある建物を後世に残すべく、様々な活動に取り組まれています。

その大きな建物を利用して作られたのが、『伊東合資』なのです。

『伊東合資』内には、『Sake Cafe にじみ』、『蔵の店 かめくち』、『蔵restaurant gnaw (ノー)』などがあります。

「伊東合資」内部の様子
「伊東合資」内部の様子
「伊東合資」敷地内通行可能エリアを示すMAP・絵図
「伊東合資」敷地内通行可能エリアを示すMAP・絵図

『蔵の店 かめくち』

日本酒「敷嶋」をはじめ、お醬油やお味噌などの地域の調味料などを販売するお店です。

営業時間:10:00~21:00(月曜定休)

公式アカウント:Instagram 蔵の店かめくち(@kura_store_kamekuchi)

「蔵の店 かめくち」入口
「蔵の店 かめくち」入口
外国の博覧会の賞状や古い「敷嶋」の醸造許可証?の看板
外国の博覧会の賞状や古い「敷嶋」の醸造許可証?の看板

ここは、銀行や郵便局の機能を兼ねていた事務所部分だったところを活用してお店にしたそうで、大きな鉄の金庫がそのまま鎮座していました。
動かそうにもびくともしなかったので、そのまま使うことにしたそうな。
金庫内に商品をディスプレイして素敵に使用されていました。

他にも外国の博覧会に出品された時の賞状が飾られてあったり、歴史を感じる内装になっています。

「角打ち」メニュー表
「角打ち」メニュー表
敷嶋 角打ち 有料試飲

・1杯…300円
・純米大吟醸…500円
・お好み3種 吞み比べ…800円
(純米大吟醸を含める場合)…1,000円

お店の一角で日本酒の飲み比べが出来るようです。(”角打ち”というのですね!)

『かめくち』商品のラインナップ例

・敷嶋 純米吟醸 山田錦 1,800ml…4,180円
・「傳右衛門 溜 720ml」…2,540円 ・「傳右衛門 溜 200ml 」…810円
・「傳右衛門 みそ 450g」…850円 ・「宮ザキ園 抹茶入り玄米茶」…870円
・「YUMMY JAM イチゴ」…870円 他

「敷嶋」のお酒各種の他に、みかんジュースやお茶、ジャム、味噌、醤油、椎茸などの乾物、お米、スイーツなど、レストランやカフェで使用されている食材も一部扱っていて、購入できるようになっています。

他には、レジン(?)にお米を閉じ込めたアクセサリーやお椀やカップ、前掛け、Tシャツなどの小物もありました。

「かめくち」内部。味噌や醤油などの商品の数々
「かめくち」内部。味噌や醤油などの商品の数々
鉄製の金庫とお酒などの商品の数々
鉄製の金庫とお酒などの商品の数々
銀行として使用されていた時からの鉄製の大きな金庫
銀行として使用されていた時からの鉄製の大きな金庫
金庫の内部を商品のディスプレイ棚として使用
金庫の内部を商品のディスプレイ棚として使用

蔵restaurant『gnaw (ノー)』

”かじる”をテーマにした発酵食レストラン。
地域の食材のおいしさをそのまま引き出す料理とそれに合う飲み物を提供します。

完全予約制です。(予約はオンラインのみ「予約ページ」)

18:15開場 18:30スタート(約3時間~3時間半)
ディナーコース+ペアリングドリンク 19,800円

公式アカウント:Instagram gnaw (ノー)(@restaurant_gnaw)

≫『Sake Cafe にじみ』

『Sake Cafe にじみ』は、知多半島の季節の食材とお酒を味わってほしいという酒蔵こそのカフェビストロです。
料理とお酒(ノンアルコールのカクテルもあります)とのペアリングを楽しむ、そんな体験を提供するお店です。

ペアリングとは

食べ物と飲み物の美味しい食べ合わせのことです。

ランチタイムの予約は、店頭、電話、「食べログ」の『Sake Cafe にじみ』ページ から予約できます。
(11:00、13:00 のいずれかを選ぶ。席が空いていれば、予約なしでも可。)
広告

カフェタイムは、店頭または電話にて予約可能。(「食べログ」からは予約できません)
(席が空いていれば、予約なしでも可)

ディナーは、3日前までの予約必須となっています。(予約が入った時と夜カフェイベント時のみ営業)
店頭または電話にて予約可能。(「食べログ」からは予約できません)
1組6名~16名までとなっています。

≫駐車場とお店の入口&外観(2024年4月23日(火)訪問リポート)

2024年4月23日(火)
娘と一緒にランチに伺いました。

この日は、今にも雨が降り出しそうな曇り空でしたが、ずっと行きたかったお店なので期待で胸膨らみます。

『伊東合資』の駐車場は、施設建物から少し離れた所(ディスカウントスーパー『トライアル』の斜め向かい)にありました。

「伊東合資」駐車場
「伊東合資」駐車場
「伊東合資」駐車場

←駐車場は国道247号線沿いなのですが、ガードレールで囲まれていて、国道側からは入れませんのでご注意ください。

駐車場入口は、国道から1本奥に入った細い道路(師崎街道)側にあります。

30台くらい停められる大きな駐車場です。
ロープで区切られていました。

駐車場から、師崎街道を西へ(ホテルサンルート方面へ)向かって歩きます。

ディスカウントスーパー『トライアル』の前を通り過ぎ、『盛田金しゃち酒造』も過ぎると、黒い鎧壁の大きな建物があります。

そこが、『伊東合資』です。

「伊東合資」施設出入口B
「伊東合資」施設出入口 B

←こちらは、『伊東合資』のMAP絵図でいう所の「施設出入口 B」です。

『蔵の店 かめくち』や『restaurant gnaw (ノー)』をご利用の方は、こちらから入ります。

『伊東合資』の紺の暖簾が印象的ですね。

「伊東合資」施設出入口A
「伊東合資」施設出入口 A

「施設出入口 B」を通り過ぎ、更に西へ歩いて、建物伝いに右に曲がると、「施設出入口 A」があります。

”『にじみ』をご利用の方はこちらからどうぞ”とあったので、私達はココから入りました。

(足場は悪いですが、「出入口B」からも『にじみ』へ行くことは出来ます。)

細い水路に架かる橋には、「敷嶋」のロゴ・ラベルの文字がデザインされていました。

左側は、2000年に廃業した『伊東合資会社』時のもの。
右側が、令和に復活した『伊東株式会社』のロゴデザインですね。

歴史を受け継ごうという思いが伝わってきますね!

2000年までの「敷嶋」ロゴデザイン
2000年までの「敷嶋」ロゴデザイン
令和に復活した「敷嶋」のロゴデザイン
令和に復活した「敷嶋」のロゴデザイン

中に入ると、すぐに素敵な庭が広がります。
大きなデッキもあります。

ここは、新しく整備した庭だそうです。

里山をモチーフにした中庭
里山をモチーフにした中庭
大きなウッドデッキ
大きなウッドデッキ

庭の奥に、カフェビストロ『Sake Cafe にじみ』が見えて来ました。

新しい木材のフレームとガラス張りの明るいお店です。

「Sake Cafe にじみ」入口
「Sake Cafe にじみ」入口 2024.4.23 訪問・撮影
「4月のメニュー」の黒板
「4月のメニュー」の黒板

≫店内の様子

このカフェは、か酒の搾り場だった場所に作られていて、床にはその時からのレトロなタイルを使用しているそうです。

木材フレームは、愛知県の材料を大工さんが手刻みで加工したものなのだとか。

新しい木の香りとレトロなタイル。
大きな窓の外には、里山をモチーフにしたお庭。

とてもゆったりとした空気が流れていました。

「Sake Cafe にじみ」店内の様子
「Sake Cafe にじみ」店内の様子
「Sake Cafe にじみ」店内の様子
大きなガラス窓からウッドデッキを望む
大きなガラス窓からウッドデッキを望む

大きな窓からは、ウッドデッキと素敵なお庭が見えます。

もっと先には、『ホテルルートイン』が見えていますね。

そちらが海の方角ですね。

≫メニュー表

(↓)こちらが、メニュー表です。

ランチタイム 11:00~14:00 カフェタイム 14:00~17:00 ディナータイム 17:00~21:00
で、メニューが変わります。

ドリンクメニューは、オールタイムOKです。

「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「Sake Cafe にじみ」メニュー表
「本日のモクテル」の黒板
「本日のモクテル」の黒板
モクテルとは

イギリス発祥のノンアルコールのカクテルを表す造語。

私達はお酒に弱いので、二人共ノンアルコール(モクテル)を選びました。

≫注文したメニュー

注文したメニュー

「にじみペアリングランチセット」×2

・前菜ペアリング(小鉢3品、合わせるドリンク3杯)
・メイン(肉 or 魚 or 小栗和牛ハンバーグ)※小栗和牛ハンバーグは+1,100円
・食後のデザート、ドリンク
※前菜ペアリングのドリンクは日本酒(敷嶋)と、モクテル(ノンアルコール)を選べます

【私】ペアリング前菜(モクテル)~白身魚のポワレ~ドリンク(宮ザキ園 わ紅茶)
【娘】ペアリング前菜(モクテル)~知多豚のソテー~ドリンク(宮ザキ園 わ紅茶)

「前菜ペアリング」の料理
「前菜ペアリング」の料理
「前菜ペアリング」の料理

(↑)前菜ペアリング。

左から「筍/ポン酢/柚子塩/梅パウダー」と「白ブドウ/ローズヒップ/レモン」

「椎茸/椎茸出汁/ハーブオイル」と「りんご/シナモン/ミント」

「そら豆フムス/メルバトースト」と「桃/烏龍茶/コーポン赤葡萄」

前菜の素材の良さもさることながら、モクテルの豊潤な美味しさといったら、ちょっとびっくりするくらい美味しかったです。

特に、桃と烏龍茶とコーポン赤葡萄のモクテルが、気に入りました。

本日の魚料理のプレート
本日の魚料理のプレート
知多豚のソテーのプレート
知多豚のソテーのプレート

白身魚(鱈?)は、ホロホロと柔らかくとっても美味しかったです。

知多豚は、香ばしくしっかりとした食べ応え。オレンジソースとの相性はバッチリとのことでした。

付け合わせの野菜も美味しかったです。

本日のデザートと「わ紅茶」
本日のデザートと「わ紅茶」

デザートは、薄皮の最中に桜あんと小豆餡と抹茶のアイス。

ドリンクは、これまた二人共「宮ザキ園 わ紅茶」をチョイス。

とっても素敵な茶器で出てきました。

良い香りの濃いい紅茶でした。

スタッフさんに声を掛けると二煎目もいただけるということで、お湯を足していただきました!^^

満足!

ごちそうさまでした。

テイクアウトメニュー表
テイクアウトメニュー表

テイクアウトメニューもあります。

・モクテル(黒板にラインナップが書いてあります)、コーポンソーダ(梅/赤葡萄)、スパイスカルピス、みかんジュース、自家製ジンジャーエール、珈琲(アイス/ホット)
…各 550円

・カフェラテ(アイス/ホット)… 660円

ランチの後、敷地内を通って『蔵の店 かめくち』に行ってみることにしました。

通り抜けが可能な通路は、要所要所に立て看板でお知らせしてくれています。

かなり足場は悪いので気を付けて通行しました。
(”立ち入り禁止”の表示がある場所には絶対に立ち入らないようお願いいたします)

途中に古い蔵がたくさんあり、タイムスリップしたような気分になりましたよ。

まだまだ復興途中という感じですね。

実は、2023年11月~2024年1月まで行われていた旧伊東合資会社の本蔵改修に関するクラウドファンディングに、私も少額ながら参加したので、『伊東合資』の完成を待ちわびていたのです。

これからどういう風に展開していくのか楽しみです。

「Sake Cafe にじみ」と「蔵の店 かめくち」の案内板
「Sake Cafe にじみ」と「蔵の店 かめくち」の案内板
古い建物の間のまだ整備途中の道
古い建物の間のまだ整備途中の道

≫お店の詳細

店舗情報

Sake Cafe にじみ

住所:〒475-0023 愛知県半田市亀崎町9丁目111

電話番号:0569-29-3292

営業時間:
【通常営業】11:00~17:00
 ランチタイム 11:00〜14:00 カフェタイム 14:00〜17:00(L.O.16:00)
【予約、イベント時のみディナータイム営業】
 ディナータイム 17:00〜21:00(L.O.20:00)
(※予約は3日前まで受付。イベント時の営業は Instagram @sake_cafe_nijimi にてお知らせがあります。)

定休日:月曜日

駐車場:あり(約30台「伊東合資」共同駐車場)

支払い方法:クレジット、電子マネー、QRコード決済 可 

公式サイト:https://ito-goshi.com/

公式アカウント:Instagram Sake Cafe にじみ(@sake_cafe_nijimi)

※定休日・営業時間等は変更となる場合がございますので、ご来店前に公式サイト等にてご確認ください。

アクセス

2024年10月28日修正
(↓)アクセスの項目が間違っていましたので修正いたしました。大変申し訳ございませんでした。

電車JR「亀崎」駅下車⇒徒歩 約13分、1.0㎞
知多半島道路「東浦知多IC」降りる⇒県道46号を目的地まで進む。約16分、8.8㎞。

≫『伊東合資』内での過去のイベント

旧伊東合資会社本蔵にて「蔵シカルマルシェ」が2回、2024年4月には「亀崎酒蔵祭」がありました。

どちらもお酒だけではなく、美味しいグルメ、楽しいワークショップ、素敵なハンドメイド作品など盛りだくさんのイベントでした。

また、「酒蔵案内ツアー」も不定期で開催されています。

次回のイベントはいつ、どんなものでしょうか。

これからも地域と共に発展していってほしいと思います。

イベントの紹介記事

・「伊東株式会社」公式サイトの「蔵シカルマルシェ」の紹介記事

・「亀崎酒蔵祭 2024」HP:https://kamezakisakefes.studio.site/

≫おわりに

半田市亀崎地区って魅力ある街ですね!
大好きになりました。

これからも素敵なお店をどんどん発掘していきたいと思います。

▼亀崎地区最大のイベント「亀崎潮干祭」についての記事は、こちら(↓)でご覧いただけます。

参考サイト

🍀食べログ: 『Sake Cafe にじみ』のページ

🍀「伊東合資」公式サイト:https://ito-goshi.com/オンラインストアのページ

🍀「伊東株式会社」公式サイト:https://shikishima-ito.com/オフィシャルストアのページ

🍀伊東優(伊東家9代目 敷嶋製造元)
 Instagram @shikishima_masaru_ito、X(旧Twitter)@shikishima_ito

広告

広告

広告

広告

小手毬
小手毬

最後までお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました