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こんにちは、小手毬です。
今回は、発症から現在に至るまでの「更年期障害」の体験記の続き「その3」を書かせていただこうと思います。
私は、婦人科で薬を処方してもらい対処してきたわけですが、薬を用いるということ自体に抵抗を感じる方もおられることと思います。
それに、そもそも、
”「更年期」って誰にでもある事よね?”
”婦人科にかかるなんて大げさにしたくない”と、思われている方も多い事だろうと思います。
私も自分自身が「更年期障害」になるまではもっと簡単に考えていました。
けれど、「更年期症状」というのは、本当に多岐にわたるのだということが身に染みて分かりましたし、個人差がとても大きいということもよく分かりました。
この”個人差が大きい”ということがまた問題ですね。
私自身、現在もまだ完全に抜けたとは言えない状態なのですが、この体験記が「更年期障害」で苦しむ方の何かのヒントになれば嬉しいです。
🍀前回までの体験記、「更年期障害」と気付くきっかけとなった出来事については「その1」をご覧ください。
🍀私の婦人科での治療歴については「その2」をご覧ください。
≫「更年期障害」の症状をまとめてみた
「更年期障害」の症状は、大きく3種類に分かれる
繰り返しになりますが、まずは、一般的な「更年期障害」の症状にはどういうものがあるのか、その分類を見ていきます。
①血管の拡張と放熱に関係する症状 | ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など |
②その他のさまざまな身体症状 | めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなど |
③精神症状 | 気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など |
※以後、↑の表の各症状の分類を①、②、③と表記するようにします。
私の症状にはどんなものがあった?
私の場合、2018.11月(5*歳5か月)頃から2か月くらいは特に酷くて、上にあげられた表の①、②、③の分類の症状のほとんどが同時に起こりました。
他には、何かに追い立てられるような強迫観念、不安感、焦燥感、閉所恐怖症などが強く現れました。
閉経が平均的には50歳くらいで、その前後5年間くらいを「更年期」と呼ばれるそうなので、私が自覚した50代中頃というのは年齢的に少し遅いと思いますが、当時の私はまだ閉経していませんでしたので、このことが遅れた要因の一つだと思います。
(閉経が遅いのは、私自身の婦人科系の他の病気(若い頃からの月経不順や不妊症など)が関わってくるものと思われます。このことについては、別の機会にお話しできればと思います。)
実は、私も「更年期障害では?」と気付く数年前から、②の身体症状のうち、冷えや肩こり、腰の痛み、疲れやすさはよく感じていました。
けれど、若い時から冷え性でしたし、腰痛持ちですぐ疲れるし、ただの老化現象だとも思えるし、仕事が立て込んでいるとそのせいで疲れているのだとも思えるし、で、区別がつきませんでした。
①の血管に関係する症状である、ほてりやホットフラッシュが現れたのは、「更年期障害」と気付くきっかけとなった出来事のほんの1週間くらい前のことでした。
そこから急激にあらゆる症状が強く現れるようになって、そして、最後に③の精神症状が強くなったのでした。
「更年期症状」「更年期障害」についてよく知らなかった頃は、一番有名な「ホットフラッシュ」に代表される①の血管に関係する症状しか知りませんでしたし、こんなに多岐にわたる症状があるとは思いませんでした。
ましてや、③のような精神症状が強く起こることなんて、全く想像していませんでした。
これは、私に限ったことではなくて、知らない方が多いのではないかと思います。
また、同年代の友人達に話を聞いてみても、皆話すことが違い、「更年期症状」というのは、本当に多岐にわたるのだということがよくわかりました。
そして、個人差がとても大きいということも。
ある人はあまり気が付かずに終わってしまっていたり、ある人はほとんど寝たきりで何もできず悩んでいたりと、本当に人それぞれなんですね。
私の「更年期障害」の程度としましては、寝たきりとまではいかないものの時々起き上がれなくなることもあったので比較的重い方かと思われます。
どの症状も辛かったですが、特に、精神症状は苦しかったですね。
「閉所恐怖症」については、元々あった「閉所が苦手」という特性が強められ、パニックを起こすほどになってしまったという感じでした。
最も酷かった時期は、狭い空間だけではなくて、とにかく体の一部が締め付けられるものは全部ダメになってしまって、美容院のシャンプー台も無理になってしまう程でした。

その頃には、自動車の運転も控えるようにしましたよ。
≫「更年期障害」で変わる日常。どんなことに気をつけたらいいのだろう?
「更年期障害」の治療をするにあたって注意すべき大切なことが、大まかに言って3つあります。
- 別の病気が隠れていないか確かめるということ
- 効果を実感するには時間がかかるということ
- 「更年期障害」を発症するには、女性ホルモン(エストロゲン)が低下していくことに加えて、加齢などの身体的因子・成育歴や性格などの心理的因子・職場や家庭における人間関係などの社会因子が複合的に関与していることを理解し、セルフケアにも積極的に取り組む必要があるということ
これらを踏まえて、私の場合の婦人科以外での取り組みについてもみていきます。
別の病気が隠れていないか確かめる
頭痛やめまいが他の病気から来る可能性を消すために、脳外科、耳鼻科で検査を受けました。
その結果は、特に異常なし。
整形外科では、五十肩と共に首と肩のリハビリは続けようということになりました。
「更年期障害」は回復に時間がかかる
回復に時間がかかるということで、この間に大きな問題となるのは、家事と仕事ですね。
家族の協力を得る
家事の方は、家族に自分の状態を詳しく話して理解してもらい、役割を分担してもらって、私が寝込んでしまっても日々の生活に支障がない体制作りをしました。
家族の中でのルールを作り、習慣化してもらうのです。
任せるところは任せてしまうのが大切だと感じます。
娘が積極的にサポートしてくれたのが心の支えになりました。
今は同居している息子も家事の一端を担ってくれています。
家族の中で、一番難しかったのはやはり夫でした。
理解を得るのに時間がかかりましたし、話し合いに根気が要りました。
「まだ治らないの?」と不愛想に聞かれたこともあります。
これには少なからずがっかりしましたし、ぶつかったこともありましたが、状況を説明して分かってもらうしかありません。
最終的には、理解しているかどうかは置いといて、家族が困っているのだから協力しようと思ってくれたようです。
私が仕事で遅くなるときは、夕食を作ってくれるようにまでなったことは、本当に良かったです。

夫は、基本的には優しいと思うのですが、自分が実感できないことを理解するのは難しいんでしょうね。中々手強かったですが、頑張って良かったです。家族の理解を得ることは必要不可欠だと実感しています。
職場で理解を得る
仕事についても根気よく交渉するしかないのですが、交渉するうえで大変だった事、気が付いた事をまとめてみます。
普段の生活で気を付けたこと(セルフケア)
他に普段の生活で気を付けた事は、
まだありますが、こんなところでしょうか。

”まずまず”とはどのくらいかというと、「自分の理想とする状態の5割ちょっとくらいの状態」と自分で決めました。これは、自分にも周囲にもイライラしない心を軽くするのにとても役立つ心構えでしたが、慣れるまではとても難しかったです。
無理をしない。頑張り過ぎない。
これが大切なのではないでしょうか。
≫ まわりに助けを求めよう!

今、「更年期障害」で苦しんでおられる方に私がお伝えしたい事は、恥ずかしがらずにまわりに助けを求めよう!ということです。
私自身、「こういう事は大っぴらに言わない方がいい」と忠告を受けたりしましたが、言わないと自分の苦しい状況を分かってもらうことはできません。
黙って一人で抱えて耐えている方のなんと多いことでしょうか。
私は、自分自身がまわりに相談してはじめて「更年期障害」が原因で離職した友人がいたことを知りました。
「更年期」後に家庭がギクシャクしてしまった人もいました。
一度まわりに助けを求めてみたものの嫌な思いをした方もおられるかもしれませんが、諦めずにSOSを発信して欲しいと思います。
自分の不調に気付いてもらったり、一緒に解決策を考えてもらえたりするかもしれません。
そして、何でも自分で解決しようとはしないで、もっとプロ(婦人科医師など)の手を借りていいのではないでしょうか。
私も市販の医薬品やサプリメントなどを試したことはあります。
これがご自分に合っている方はそれでいいと思いますが、かなり重い「更年期障害」の場合、セルフケアのみでの回復は難しいのではないでしょうか。(セルフケアが重要なのはその通りなのですが)
無理をしない。頑張り過ぎない。
もっと自分に優しくしてあげて欲しいです。
そして、
相談を受けた家族や友人、職場の同僚の皆さんには、どうか話を聞いてあげて欲しいとお願いしたいです。
まずは、”気のせい”だとか”気の持ちよう”だとか否定しないで、「何に困っているのか」「どうして欲しいのか」聞いてあげてください。
皆が安心して気軽に相談できるようになるといいですね。
誰しもが通る「更年期」というターニングポイントを、健やかに過ごせますように!

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最後までお読みいただきありがとうございました。