【夫婦】夫との会話に疲れるのはなぜ?~たどり着いた解決方法6つ~

キッチンで談笑するシニア夫婦のアイキャッチ画像その2 家族・人間関係

当サイトはアフィリエイト広告により収益を得ています

広告

こんにちは、小手毬です。

前回の記事では、なぜ夫との会話に疲れてしまうのか、「妻が会話に求めるもの」、「夫が会話に求めるもの」など、男女の会話に対する気持ちの違いについて考えてみました。

詳しくは、↓こちらの記事をご覧ください。

今回は、どうすればお互いに気持ちよく会話することが出来るようになるのだろうか、その方法について考えてきたいと思います。

本記事が、夫との会話に”ちょっと疲れちゃったな”と悩んでいる方の何かのヒントになれば嬉しいです。

スポンサーリンク

≫ 夫婦ってめんどくさい

笑っているシニア夫婦のイラスト

私達の夫婦関係の問題が決定的に大変になったのは、夫が会社を退職し、同時に単身赴任を終えて我が家に帰って来てからでした。

この問題に対し、自分なりに色々試した結果、4,5年かけてようやく最近自分達の心地よい距離感が掴めてきたように思います。

けれど、その道のりは平坦ではなかったし、とても遠回りをしたように感じています。

それは決して無駄な時間ではなかったのですが、自分の更年期の不調とも重なって、精神的に大変追い詰められました。

若い頃からなんとなく違和感はあったと思うのですが、私は子育てに忙しく、夫も仕事に忙しく、毎日に精一杯で気が紛れていたのかもしれません。

≫ 60代夫と50代妻、子供二人、我が家の場合

さて、その夫が帰って来てからの話です。

夫が単身赴任で家を空けていた十数年の間に、私と子供達との間に我が家のローカルルールが出来上がっていてそれで生活が回っていたので、そこに夫が帰ってくると思いのほか均衡が崩れ、いろいろと小さな問題が起きました。

それで、はじめは、すべて夫に合わすことにしてみました。

けれども、ことはそう簡単ではありませんでした。

夫が何を考えているのか、何がしたいのか、何をして欲しいのか、皆目見当がつかないのです。

話下手で要領を得ませんし、こちらが振り回されてアタフタしている間に、頭の中で考えたことを相談せずに一人でやってしまって、他の家族の事は知らんぷり。しかも結果がちょっと残念。
そういうことが良く起こりました。

色々と原因はあるかと思いますが、まずはじめに夫婦の間に価値観の共通認識という土台がないということに気が付いたのです。

結構、今まで何でも話し合って一緒に決めてきたという自負があった私としては、これにはとても衝撃を受けました。

私達は、関係を一から築き上げるのにはちょっと歳を取り過ぎていましたし、なによりめんどくさそうにして話し合おうという姿勢が感じられない夫にイライラしはじめました。

ならば、と、今度はこちらに合わせてもらうようにお願いしてみました。

「いいよ」という返事にホッとしましたが、夫のマイペースぶりは変わりません。
お願いした約束事を守ってくれないのです。

というより、変なタイミング(私からしたら)でプリプリしたり、黙ってしまったり。
私がいつも小言を言ってくるのがストレスだと不満を漏らされたりしました。

そっくりそのままお返ししたい言葉です。

当然、段々と口数も減り、会話自体が苦痛になっていきました。

≫ 諦めるのもひとつの方法

3年くらいは、出口の見えないトンネルと言いますか、何をやってもうまくいかなくて、体調も良くないし、”どうでもいいや”となかば投げやりになった時期もありました。

けれど、その一歩引いて見てるくらいが良かったのか、分かってきたことがありました。

それは、お互いに投げかけた言葉が、思いも寄らない方向で相手に受け取られていることがあるということ。

前回の記事でも触れましたが、そもそも男女には会話に対する意識の違いがあるということが影響しているのだと思います。

(※前提として、前章でも取り上げたように、ここでいう所の男女の差というのは、あくまでも脳の機能の話ではなく、社会的に会話のスタイルが男女で違いがあることが多いという話です。)

そういえば、こんな事があったと思い出しました。

それは、子供が1歳になるかならない頃、育児にほとほと疲れてしまって(がっつりワンオペ)、

若い頃の私
若い頃の私

「毎日しんどくて、子供が可愛いと思えないの。私どこかおかしいんじゃないかなあ。」

と愚痴をこぼしたところ、

夫

「じゃあ、病院行けば?」

と、夫は言い放ちました。

その時の私は、冷たく突き放されたように感じ、途方に暮れ、大泣きました。

今、適度な距離感で夫と付き合っている私が改めて考えてみると、夫は突き放したつもりはなく、ただ「解決策」を提示してくれようとしていたんだと思うのです。

そうは言っても言い方がアレですけれども💦

私にとっては天地がひっくり返るほどの出来事だったのに、夫に聞いてみたら、そういうことがあったことすら覚えていないそうです。

これでまた腹が立ったのですけれど、本当に単純に覚えていないのでしょうね(笑)

そういう積み重ねで分かってきました。

夫婦は他人なんですよ。

男女差もありますし、何を考えているか分からなくて当然なんです。

なので、家族だから理解しないとと力まないで、他人なんだから気持ちが分からなくて当然と、

  • 諦めるのも一つの方法だと思います。

それまでの私は、家族というものに共感や同調、共同体としての親和性を求め過ぎていたのかもしれません。

家族の誰かが困っていたら、察してすぐさま手を差し伸べてあげたいし、気が付かないといけないと思うし、また、私の困りごとも察して欲しいし、手を差し伸べて欲しい。

そういう願望が強すぎたのかもしれません。

他人だと改めて認識し、相手の気持ちが分からなくて当然だと思えたら、気が楽になりましたし、相手に怒る気持ちも薄れました。

≫ 夫との会話に疲れない方法にはどんなものがある?

他にも手に入れた技があります。

  • 一旦受け入れる

これは、相手の意見がたとえ理解できなかったとしても、「あなたはそう感じたのね」と受け入れるということです。

これはかなり効果がありました。
相手も一旦受け入れてくれるようになっていったと思います。

これは子育てにおいても使えますね

  • 前置きをつける

これは、いろいろと試しているうちに自然と身についてきた技ですが、今聞く体制が整ってるかを聞くというものです。
そして、聞く体制を準備してもらうために、「前置きをつける」という作戦ですね。

「今ちょっと話、聞いてもらってもいい?」という感じですね

「30分だけいい?」とか、かかる時間を明確にすると、より気持ちよく応じてくれるように思います。

また、この話は、「問題解決のための会話」なのか、「共感するための会話」なのかを最初に伝えておくとよりスムーズでしょう。

共感するための会話の場合、「この話は聞いてくれるだけでいいんだけど」とかを最初につけるということですね

  • 言葉の裏を読まない

多くの男性は、会話を「情報」のやり取りと考えていて、「共感」をあまり重要視していないようです。
なので、夫の言葉の裏を読む必要はあまりないということに気が付いたら、また一段と気が楽になりました。

  • 分かりやすい言葉ではっきりと伝える

女性が、察して欲しいと思う場面でも、男性には、それは難しく感じるでしょう。
とにかく何に対しても「解決」を示そうとしますし、また、「提案」や「相談」を「指示」・「命令」と誤解されると自由を侵害されたと感じ反発されます。

端的に分かりやすい言葉で気持ちを伝えましょう。

  • 夫に興味を持つ

諦めろと言ったのに、興味を持つとは?

一旦他人だと再認識してから、改めて興味を持つといいと思います。

夫婦になりたての頃は、お互いに探り探りだったわけですよね。
今は恋愛感情はもうないのですけれども、感謝はあると言いますか。

なくした信頼(勝手に私の中の夫への信頼がなくなったわけですけれども)を再構築する意味でも、相手は今何に興味があるのかとか、趣味は何かとか、興味を持つのはいい事だと思います。

そして、是非聞き上手になってみてください。
うちの夫は、好きなことについて質問するとびっくりするくらい饒舌に話してくれますよ。

≫ まとめ

「夫との会話に疲れる」というお悩みの解決方法のおさらいです。

  • 分かり合えなくても当然と諦めてみる
  • 相手の意見を一旦受け入れる
  • 話の初めに前置きをつける
  • 言葉の裏を読まない
  • 分かりやすい言葉ではっきりと伝える
  • 夫に興味を持つ

以上です。

何か一つでもやってみようかなというものはありましたか?

当然、個人差、環境、状況の違いなどがありますのであてはまらない場合もあるでしょうし、万全の策とは言えないと思いますが、幸せな夫婦生活の何かのヒントになれば嬉しいです。

今回記事を書くにあたって、改めて考えを整理するために、デボラ・タネンという言語学者の方が書いた『わかりあえる理由 わかりあえない理由 男と女が傷つけあわないための口のきき方8章』という本が参考になりました。

女は共感を求め、男は解決を示す

『わかりあえる理由 わかりあえない理由 男と女が傷つけあわないための口のきき方8章』デボラ・タネン著

他にも、男女で会話のスタイルに違いがあることがとても分かりやすく書いてあります。

興味のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか。

広告

参考文献

『わかりあえる理由 わかりあえない理由 男と女が傷つけあわないための口のきき方8章』 デボラ・タネン著 田丸美寿々訳 講談社

小手毬
小手毬

【外部リンクついてのご案内】

当サイトの外部リンクには、一部アフィリエイトリンクが含まれています。リンクを経由して読者様がサービス利用や商品購入された場合に、当サイトに紹介料が入る仕組みです。読者様の金銭的負担はありません。紹介料はサイトの運営費等に使用いたします。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

広告

小手毬
小手毬

最後までお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました